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環境ニュース[国内]

王子製紙、日本政策投資銀行から環境格付け最高ランク取得、先進モデルで特別表彰

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.06.04 【情報源】企業/2012.05.31 発表

 王子製紙は、日本政策投資銀行(DBJ)から環境格付けの最高ランクを取得し、環境への配慮が特に先進的なモデル企業として、紙・パルプ業界で初めて特別表彰された。併せて環境格付けに基づく融資を受けた。DBJの環境格付けは、企業の環境経営度を評点化し、優れた企業に対して得点に応じて3段階の適用金利を設定する融資メニューとなる。

 環境格付けで王子製紙は、社有林を活用した環境教育プログラムの「王子の森・自然学校」など地域住民と協働した取り組み▽多くの環境配慮型製品の製造・販売▽「オフセット・クレジット(J-VER)制度」を利用した民間企業で最大量のCO2排出枠取得▽食料と競合しない未利用残材活用のためのバイオエタノール量産技術の開発――などが評価された。

 J-VERは森林の適切な管理や間伐の促進など、国内の温暖化対策プロジェクトで削減・吸収された温室効果ガス排出量を排出枠として認証する制度。王子製紙グループは間伐促進型のプロジェクトを進め、5月末の時点で2万1266tを取得している。評価の結果、格付けが最高ランクになるとともに、評点が特に高い企業だけが対象となる特別表彰を受賞した。

 DBJは、「調達から廃棄段階までのすべてで環境面に配慮し、製紙業界の指針になるような高度な環境経営を行っている」と評した。王子製紙グループは、経営の最重要課題の1つに環境への取り組みを位置付け、森、紙のリサイクル、温暖化対策などを推進。今後も資源循環型の事業を積極展開すると同時に、水力発電、バイオマス発電などの事業を続ける。【王子製紙(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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