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環境ニュース[国内]

積水化学工業、2011年度のCSR経営の成果で環境貢献製品比率は目標を上回る37%

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.09.05 【情報源】企業/2012.08.31 発表

 積水化学工業は、2011年度のCSR企業の社会的責任)経営の成果をまとめた。環境貢献製品の拡大を進め、売上高比率は目標を上回る37%となり、生産活動に伴う温室効果ガス排出量も、1990年度比21%の削減目標を達成した。生物多様性保存に関しては、国内3カ所の事業所で生態系への影響評価を行い、負荷が全体的に低いことを確認した。

 環境貢献製品は、環境配慮の水準を高め、顧客と社会の環境負荷を確実に低減する製品・事業を指す。2011年度は、太陽光発電システムを搭載した住宅の売り上げが好調だったことと、製品の品目増加から売上高が3592億円に拡大。売上高全体に占める比率が37%となり、年度目標として定めた35%を超えた。2013年度は、40%以上の比率を目指す。

 生産活動での温室効果ガス排出については、2011年度の目標だった1990年度比21%削減をクリアした。各事業部(カンパニー)が実施するCO2排出抑制を目的とした投資に関して、効果に応じた費用を本部(コーポレート)が支援する環境投資促進策の成果が現れた。エネルギーコストの半減を目指す取り組みも進め、2011年度末で16拠点になった。

 生物多様性保全では2011年3月に策定したガイドラインに基づき、生産プロセスや土地利用などでの生態系への影響を調べ、負荷の低さを確認。事業所内の遊水池の管理方法の見直しや、周辺の樹木や植物の定期的な管理によって、さまざまな生物にすみかを提供できることが分かった。今後も事業所ごとの評価を続け、具体的な保全活動を展開する。【積水化学工業(株)】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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