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環境ニュース[国内]

ドイツ、内閣が再生可能エネルギー法管理奨励金令を承認

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2012.09.12 【情報源】/2012.08.29 発表

 ドイツ連邦内閣は、再生可能エネルギー法における管理奨励金令を承認した。これは、風力発電設備と太陽光発電設備における発電電力を直接市場に出すことに対して支払われる奨励金を来年以降、減額することを定めるものである。再生可能エネルギーを既存の電力市場によりよい形で統合していくために、再生可能エネルギー法では、今年初めから、管理奨励金を含む「選択制市場奨励金」を導入してきた。市場奨励金は、再生可能電力を市場により則した形で供給するためのアプローチである。この奨励金を選択する再生可能エネルギー法対象設備の所有者は、再生可能エネルギー法に基づく買取補償を放棄し、発電電力を直接市場に出す。市場奨励金は、この場合、直接市場販売における収益と再生可能エネルギー法に基づく買取補償額の差額を調整する。管理奨励金は、さらに、直接市場販売をする設備所有者に発生する追加的費用をカバーするものである。今年初めの導入以降、風力発電設備と太陽光発電設備に対する管理奨励金額の設定額が高すぎることが示されたため、2013年以降、これまでの奨励金額からキロワット時につき0.35セントを減額させることになる。この減額は、既存設備と新規設備の両方に適用され、今後も適した額への修正は継続する。遠隔操作が可能な風力発電設備と太陽光発電設備に対しては、減額がキロワット時0.25セントとなり、遠隔技術の導入を促進する。奨励金令の施行には、さらに連邦議会の承認が必要である。【ドイツ連邦環境省】

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