一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

市浦風力発電事業及び由利高原風力発電事業に係る環境影響評価準備書に環境省意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2012.09.13 【情報源】環境省/2012.09.13 発表

 環境省は、市浦風力発電事業及び由利高原風力発電事業の2事業に係る環境影響評価準備書についての環境省意見を平成24年9月12日付けで経済産業省資源エネルギー庁に提出した。
 今回の環境省意見では、2事業に共通する意見として、環境影響評価書の作成に当たっては、法及び発電所主務省令等関係法令に従い、必要な事項を遺漏なく記載すること。特に、対象事業の目的及び内容、環境保全措置並びに事後調査については、具体的かつ詳細に記載するよう求めている。
 また、当該事業に係る事業特性及び地域特性を適切に整理した上で、環境影響評価項目の選定について再検討するとともに、評価の軸は、「環境への影響が実行可能な範囲でできる限り回避・低減されているかどうか」であるべきであること。また、個々の生物種への影響の可能性が示唆されているにも関わらず、全体としては「影響がない又は極めて小さい」と結論付けるなど、調査結果と乖離が見られることから、評価書においては、根拠や経緯を明確にし、科学的・客観的な評価とするよう見直すこと。
 動物及び植物の調査が四季を通じて実施されていないことから、評価書の作成に当たっては、適切な時期において追加調査を実施すること。
 動物及び植物に対する環境影響を可能な限り回避・低減する観点から、風力発電設備等の配置等を含めて検討するとともに、鳥類等の衝突に関する予測については不確実性が大きいことから、事後調査を実施すること。併せて、死亡・傷病個体を適切に確認し、関係機関による原因分析への協力等に努めること等を求めいてる。【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク