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環境ニュース[国内]

コカ・コーラ教育・環境財団、福島県新地町の全小中学校に太陽光発電設備を完成

環境一般 CSR】 【掲載日】2012.09.14 【情報源】その他/2012.09.10 発表

 コカ・コーラ教育・環境財団は、コカ・コーラ復興支援基金を通じて東日本大震災被災地の小中学校への太陽光発電システムの設置助成をしている。このほど福島県新地町の全小中学校に設備が完成した。同町は内閣府の「環境未来都市」に選定されてスマートシティー(環境配慮型都市)づくりを推進し、全小中学校への太陽光発電設置を機に取り組みを進める。

 新地町は福島県北東部の宮城県と境を接する太平洋岸に位置し、津波被害に遭ったうえ、事故が起きた福島第1原子力発電所にも近い。太陽光発電システムは福田小学校、新地小学校、駒ヶ嶺小学校、尚英中学校に設け、それぞれ96枚、80枚、96枚、72枚のソーラーパネルを校舎の屋根に取り付けた。出力は各21.6kW、20kW、22.3kW、20.8kWとなる。

 コカ・コーラ復興支援基金は、太陽光発電システムと16kWh相当を上限にした蓄電池設置費用の全額を負担した。各校は、太陽光発電システムを活用して環境教育を実施し、新地小は太陽光発電風力発電を学び、尚英中では原子力発電についても学習する。各校と町は調査や成果発表などで連携し、町を挙げて環境・エネルギー学習に取り組んでいく。

 完成式典を9月9日に行い、生徒の代表が「停電が起こっても学校では電気が使えると聞いて、大変安心しています」などとあいさつした。コカ・コーラ復興支援基金は、2014年3月まで3期に分けて計50校への太陽光発電システム設置助成を計画。第1期は新地町の4校をはじめ11校が決まり、9月30日まで第2期の対象となる15校を募っている。【(公財)コカ・コーラ教育・環境財団】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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