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環境ニュース[国内]

宮城県内の公共用水域における放射性物質モニタリング 平成24年7月−10月分の測定結果公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2012.10.30 【情報源】環境省/2012.10.30 発表

 環境省は、平成24年10月30日、宮城県内の公共用水域における放射性物質モニタリングの7月3日〜10月12日採取分の測定結果について、とりまとまめ公表した。
 今回の調査では、宮城県内の公共用水域における環境基準点等60地点(河川:43地点、湖沼:17地点)の水質・底質の放射性物質濃度(放射性セシウム)の他、水質・底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率を測定した。

 結果概要は以下のとおり(※は前回(4−6月)測定結果)。

[1]水質(検出下限値:1Bq/L)
・放射性セシウム(セシウム134、セシウム137)全地点において不検出
(※河川:不検出 〜 7Bq/L、湖沼・水源地:全地点において不検出)
<参考>
 食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(飲料水)
 (平成24年3月15日厚生労働省告示第130号)
  放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg
 水道水中の放射性物質に係る目標値(水道施設の管理目標値)
 (平成24年3月5日付け健水発0305第1号厚生労働省健康局水道課長通知)
  放射性セシウム(Cs-134、Cs-137 合計):10Bq/kg

[2]底質 (検出下限値:10Bq/kg(乾泥))
河川
 Cs134+Cs137:不検出 〜 3,700Bq/kg(乾泥)
 (※不検出 〜 3,400Bq/kg(乾泥))
湖沼・水源地)
 Cs134+Cs137:不検出 〜 1,940Bq/kg(乾泥)
 (※12 〜 3,000Bq/kg(乾泥))

[3]周辺環境
河川
 Cs134+Cs137:不検出 〜 4,100Bq/kg(乾)
 (※44 〜 5,700Bq/kg(乾))
 空間線量:0.03 〜 0.42μSv/h
湖沼・水源地)
 Cs134+Cs137:43 〜 5,000Bq/kg(乾)
 (※147 〜 4,400Bq/kg(乾))
 空間線量:0.06 〜 0.26μSv/h

 環境省では、今後も、福島県、近隣県等において、関係機関と調整を行い、継続的に、河川湖沼等の水質、底質等の放射性物質の測定を実施することとしている。

【環境省】

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