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環境ニュース[国内]

日本における鳥インフルエンザウイルスの侵入リスクマップ 公表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2012.11.16 【情報源】国立環境研究所/2012.11.15 発表

 (独)国立環境研究所は、平成24年11月15日、日本における鳥インフルエンザウイルスの侵入リスクマップを公表した。
 このマップは、国立環境研究所が鳥インフルエンザウイルス侵入のリスク管理の一環として、どの地域に鳥インフルエンザウイルスが侵入するリスクが高いのかを予測する方法として、本ウイルスが渡り鳥によって運ばれることに着目し、野鳥の鳥インフルエンザウイルス発生地点を、標高や土地利用などの環境条件や宿主となるカモ類の個体数データに基づいて推定する分布予測モデル(リスクマップ)を作成したもの。
 その結果、ウイルスの自然宿主とされるマガモなどの植物食のカモ類の個体数が多い地域ほど侵入リスクが高くなるという結果が得られた。
 国立環境研究所では、今回の予測結果を今回得られた予測結果を過去5年間の鳥インフルエンザウイルス陽性地点データと比較した結果、侵入予測エリアは実際に陽性反応が検出された地域を確実にカバーしており、予測の信頼性が高い事も分かったことから、このリスクマップに基づき、鳥インフルエンザウイルスの侵入リスクが高い地域のモニタリングを強化することにより、国内へのウイルス侵入の早期発見に結びつくとしている。
 なお、今回の結果は、あくまでも「渡り鳥を含む野鳥」から鳥インフルエンザウイルスが検出される可能性が高い地域を示したものであり、「養鶏場の家禽類」から鳥インフルエンザウイルスが検出されるリスクが高い地域を示したものではないとしている。【国立環境研究所】

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