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環境ニュース[国内]

奈良県 PM2.5観測データ 県が「エコなら」で公開

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2013.03.05 【情報源】地方自治体/2013.02.13 発表

 大気汚染の原因とされ、中国からの飛来が懸念されている微小粒子状物質「PM2.5」について、奈良県は2月7日、天理市内の1日前までの観測データの公開を、県のウェブサイト「エコなら」で始めた。
 PM2.5は工場から出る煙や自動車の排出ガスに含まれ、直径2.5マイクロメートル。大量に吸い込むとぜんそくなどの健康被害を引き起こす可能性がある。国の環境基準では、1m3あたり1日平均で35マイクログラム以下、年平均で15マイクログラム以下と定められている。県は2010年から、天理市内で観測を続けているが、中国の大規模な大気汚染に関心が集まり、県内からも観測値の公開を要望する声が寄せられたという。
 エコならでは今年1月から、前日までの1時間ごとの速報値を公開している。1月1日〜2月6日の速報値では、1日あたりの平均濃度は5〜37マイクログラム。37マイクログラムは1月13日の値で、環境基準を超えたのはこの日だけだった。県は「直ちに健康に影響することはない」としているが、「ぜんそくなどの呼吸器疾患を持つ人は注意してほしい」としている。 くらし創造部景観・環境局環境政策課 TEL:0742-22-1101 【奈良県】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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