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環境ニュース[国内]

小笠原諸島世界自然遺産地域「兄島」で特定外来生物グリーンアノールを確認

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2013.03.27 【情報源】環境省/2013.03.27 発表

 環境省関東地方環境事務所は、平成25年3月27日、小笠原諸島父島列島兄島南部において、特定外来生物のグリーンアノール※を確認したと発表。兄島におけるグリーンアノールの確認は、今回が初めてのこと。
 グリーンアノールの侵入は、兄島の希少な昆虫類に極めて深刻な悪影響を及ぼす恐れがあることから、環境省では小笠原諸島の世界自然遺産の価値の保全上、特に重要な地域の一である兄島での大量繁殖を阻止するため、緊急的に兄島南部ヤシ浜周辺の林内を踏査するとともに、約190個のトラップを設置した。

※グリーンアノールは、アメリカ合衆国南東部を原産地とするは虫類で、昆虫類を捕食し、非常に繁殖能力が高いことから、特定外来生物による生態系への被害の防止に関する法律に基づく特定外来生物に指定されている。
 なお、すでにグリーンアノールが侵入している小笠原諸島の父島・母島では、昆虫類が激減している。

【環境省】

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