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環境ニュース[国内]

アメリカ海洋大気庁、大気中CO2が400 ppmを超過と報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.05.27 【情報源】/2013.05.10 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2013年5月9日、同庁地球システム研究所のマウナロア観測所(ハワイ)で、大気中CO2の日平均濃度が、1958年に観測を開始以降はじめて400 ppmを超えたと発表した。この前週には、NOAAのほかスクリップス海洋研究所(アメリカ)の測定値でも、CO2濃度がこの水準に近づいていたという。産業革命以前のCO2濃度は、約280 ppmであった。過去80万年の間は、CO2濃度は180 ppmから280 ppmの間を変動していた。
 NOAAによると、マウナロアは世界で最も早くから観測を行っているCO2連続測定局であり、CO2のモニタリングでは世界の基準観測所となっているため、この測定結果は重要だという。化石燃料その他人間活動により大気中に放出されるCO2は、気候変動を助長する温室効果ガスだが、マウナロアで測定を開始して以降、大気中CO2濃度は毎年上昇してきた。上昇率も計測開始以降加速しており、1950年代には年0.7 ppmであったものが、過去10年では年2.1 ppmのペースで上昇しているという。【アメリカ海洋大気庁】

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