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環境ニュース[国内]

北極評議会、報告書「北極生物多様性評価」(ABA)で気候変動の影響と行動の重要性を強調

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2013.05.29 【情報源】/2013.05.15 発表

 北極評議会の北極植物相動物相保存作業部会(CAFF)は、報告書「北極生物多様性評価」(ABA)を発表した。北極圏の生物多様性に関する現状と傾向について、周辺に住む人々の伝統的な生態系知識も活用しつつ、最新の科学的調査結果をまとめたこの報告書には、環境がいかに変化しているかが明確に示されている。報告書では、北極圏の生物多様性は劣化しているものの、今すぐに断固とした行動をとれば、ツンドラや山岳、淡水、海など、比較的自然度の高い広大な生態系とそれが提供するサービスを守ることができるとしている。また、気候変動北極圏の生物多様性を変化させる深刻かつ最大の要因であること、生物多様性の管理には生態系アプローチをとる必要があること、生物多様性を他の政策(開発計画や開発事業など)に組み込んで主流化することが重要であること等を論じ、2011-2020年生物多様性戦略計画とそこに掲げられた20の愛知目標の達成に真剣に取り組むことが重要だとしている。【生物多様性条約事務局】

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