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環境ニュース[海外]

イギリス、電力市場改革への実施計画を公表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.08.01 【情報源】イギリス/2013.07.17 発表

 イギリスエネルギー・気候変動省(DECC)は、電力市場改革(EMR)実施計画案を公表し、意見公募を開始した。この計画案は、現在提案されているエネルギー法案のもと、新たなエネルギーインフラ投資への政府の支援内容を示すもので、投資家の今後の見通しに確実性をもたせることになる。計画案には、再生可能エネルギーの投資家サポートメカニズム(長期差金決済取引)、権利行使価格案、発電容量市場の実施方法、EMRの家庭光熱費に及ぼす影響の最新評価、2030年までの技術普及・脱炭素化シナリオ等の詳細が示され、2020年までの新たな電力インフラへの投資、最大1100億ポンドへのインセンティブとなると期待されている。
 DECCによると、差金決済取引は投資家に安心感を与えて大型新規インフラプロジェクトへの投資を促し、権利行使価格は、差金決済取引のもとで、低炭素エネルギー源による発電の価格変動リスクを効果的に抑えるもの。実施計画では、2014年〜19年の陸上・洋上風力、潮力、バイオマス転換、大型太陽光の発電プロジェクトにおける権利行使価格案の背景となる方法論を示している。これらは、再生可能エネルギーへの投資に弾みをつけ、2020年までには、イギリスのエネルギー構成の30%を再生可能エネルギーで供給できる見通しだという。【イギリスエネルギー・気候変動省】

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