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環境ニュース[国内]

NEC、農業クラウドサービスで天窓の開閉や暖房の制御機能を開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2013.10.11 【情報源】企業/2013.10.09 発表

 NECは、温室用温風暖房機メーカーのネポンと展開する農業ICT(情報通信技術)クラウドサービス「アグリネット」で、新たに天窓・カーテンの開閉や暖房、CO2発生機器などを制御する機能を開発した。ハウスと離れた場所から機器の制御を可能にすることでハウスの見回り回数を減らし、農作業を省力化する。年内にサービスを始める。
 クラウドは、インターネットを介してソフト・サービスを利用する仕組みとなる。アグリネットはハウス情報モニタリングサービスで、ハウス内の温度、湿度、照度、積算日射量、CO2濃度がパソコン、タブレット端末やスマートフォン(高機能携帯電話)で確認できる。今回、モニタリングに加えてハウス内の環境を制御する仕組みを装備した。
 温・湿度計や照度センサー、CO2センサーなどの情報を基に、天窓の開閉角度やカーテンの開閉、冷暖房やCO2発生機器のオン・オフなど、ハウス内の機器を統合的に自動制御できる。農業生産者は、天窓の開閉を自動で行う時間や温度、開閉量の設定をどこからでもいつでも各端末を利用して変えられる。制御設定は10件まで保存可能となる。
 センサーのデータや天窓の開閉角度、暖房器の稼働状況などをグラフやデータ一覧で表示するほか、温度と湿度を保った空気にどれだけ水蒸気を含むことができるかなど栽培に役立つ指標を自動計算する機能もある。加湿・除湿を始める濃度をグラフで表すこともでき、適切なタイミングでCO2を供給して高品質・高収量の生産につなげられる。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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