三井物産、熊本と福岡に大規模太陽光発電所建設、SBエナジーと共同で事業実施

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.11.21 【情報源】企業／2013.11.19 発表

　三井物産は、熊本県荒尾市と福岡県大牟田市に大規模太陽光発電所（メガソーラー）を建設する。ソフトバンクグループで自然エネルギー事業を行うSBエナジー（東京・港区）と共同で事業を実施する。どちらも両社が50％ずつ出資する事業会社が手掛け、2014年1月に着工して2014年度末ごろに運転を始める。
　熊本県荒尾市に計画するメガソーラーは「ソフトバンク熊本荒尾ソーラーパーク」と呼び、日本コークス工業が所有する面積約27万8000m2（約27.8ha）の土地に造る。約2万2400kW（約22.4MW）の最大出力規模があり、年間で一般家庭約6000世帯分の年間電力消費量に相当する約2189万6000kWhの発電電力量を見込んでいる。
　福岡県大牟田市のメガソーラーは「ソフトバンク大牟田三池港ソーラーパーク」で、こちらも日本コークス工業が所有する土地に設ける。約22万m2（約22ha）の面積があり、最大出力規模は約1万9600kW（約19.6MW）となる。年間発電電力量は、一般家庭約5570世帯分の年間電力消費量に当たる約2005万kWhを予想する。
　それぞれ折半出資して設立した事業会社の熊本荒尾ソーラーパーク、大牟田三池港ソーラーパークが運営する。両太陽光発電所とも有明海に面した臨海部に位置し、所在県・市は異なるが近接している。三井物産とSBエナジーはこのほか、北海道安平町や大阪府泉大津市でも大規模太陽光発電所を開発し、共同事業を行う。【三井物産（株）】