一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、福島で農業用温室を利用した太陽光発電の実証事業開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2013.11.25 【情報源】企業/2013.11.20 発表

 昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアは、福島県南相馬市で農業用の温室(グリーンハウス)を利用した太陽光発電の実証事業「PVグリーンハウス実証事業」を始めた。グリーンハウスでの高付加価値農業に太陽光発電での売電を加え、収益性の高い施設園芸モデルを構築することが目的だ。
 実証事業では、約1300m2のグリーンハウスの屋根にソーラーフロンティア製のCIS薄膜太陽電池モジュール324枚、出力計約50kW分を取り付けた。ハウスの中ではイチゴとトマトを栽培し、2014年1月をめどに発電事業とモジュールの影の影響を受けるハウス内農業について検証する。モジュールは屋根全面ではなく細長く設置した。
 太陽光発電設備建設の請負世界最大手で太陽光発電を設置したグリーンハウスの実績があるドイツ・ベレクトリックのシステムを導入した。経済産業省の「2012年度住宅用太陽光発電高度普及促進復興対策事業(福島実証モデル事業)」に採択され、福島県の協力を受けて農地での農業と上部空間を使った発電事業の両立を目指す。
 南相馬市は2011年3月の東日本大震災の被災地で、実証事業を通して東北地方の農業復興につなげる。加えて、全国の農地を活用した再生可能エネルギーモデルの開発・普及に役立てる。ソーラーフロンティアは、実発電量が多いとされるCIS薄膜太陽電池の特長を生かし、農業をはじめ各種産業と共存する活用法の開発を進める。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク