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環境ニュース[国内]

東芝、トルコの電力大手が建設を計画する地熱発電所向けの発電システムを受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.01.10 【情報源】企業/2014.01.08 発表

 東芝は、トルコの大手電力事業者ゾルルエナジーから、同社が同国西部マニサ県に建設を計画する地熱発電所「アラシェヒル地熱発電所」向けの発電システム一式を受注した。タービン、発電機、復水器、冷却塔、ガス抽出装置を、10月から順次納入する。発電所は、2015年10月の運転開始を予定している。
 東芝にとって、トルコで初めての地熱発電設備の受注となる。地中からの蒸気を直接利用するフラッシュ型と呼ぶ3万kW級の発電設備と、沸点の低い媒体で加熱した蒸気を利用する1万kW級のバイナリー型発電設備を組み合わせた4万kW級の発電システムを納入する。性能や納期、機器の信頼性などが評価されて受注した。
 トルコでは人口増加や経済成長に伴って電力需要が増大していることもあり、地熱資源の開発を推進している。同国西部は地熱資源が豊富で、政府は現在の30万kWの同国内の地熱発電量を2023年までに2倍にする計画を立てている。東芝は、2013年8月に同国と周辺国の電力システム事業強化を狙いに現地法人を設立した。
 東芝は北米、東南アジア、欧州など世界各国で52台、約280万kWの地熱発電設備の納入実績があり、発電設備容量ベースのシェアは23%と世界トップに立っている。今回のトルコでの初めての地熱設備受注を弾みに、同国や東アフリカ地域で計画されている地熱発電案件への参画を目指し、営業活動をさらに加速させる。【(株)東芝】

提供:日経bp環境経営フォーラム(emf)

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