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環境ニュース[国内]

ホンダ、燃料電池車から公共施設に非常用電力を供給する実験を北九州市で開始

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.02.18 【情報源】企業/2014.02.14 発表

 ホンダは、燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」から公共施設に非常用電力を供給する実証実験を北九州市で始めた。緊急時に移動可能な発電設備となる燃料電池車の実用性や、電力供給の効果などを検証する。一般家庭の約6日分の使用電力が供給できる外部給電機能を装備したFCXクラリティを使用する。
 実証実験では、出力した直流電力を交流に変換する持ち運び可能なインバーターボックスをFCXクラリティに搭載し、北九州市八幡東区の自然史・歴史博物館「いのちのたび博物館」の蓄電装置に非常用電力を供給する。災害時に避難所になる公共施設へのFCXクラリティからの電力供給効果や実用性を調べる。
 ホンダは2013年4月から、経済産業省のスマートコミュニティー(環境配慮型地域)実証事業の一環で北九州市が進める「北九州スマートコミュニティ創造事業」の共同実験にFCXクラリティを使い、同市八幡東区の環境学習施設「北九州市環境ミュージアム」内のモデル住宅に電力供給する実験をしている。
 モデル住宅の実験は、電力のピークカットに貢献する電力平準化の新しい方法の実証だが、今回は非常用電源としての可能性を探る。燃料電池車は、車に積んだ水素を酸素と化学反応させて発電し、その電気でモーターを駆動させて走る。走行時にCO2を排出しない環境対応車で、将来の普及が期待されている。 【本田技研工業(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(EMF)

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