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環境ニュース[国内]

富士フイルム、水の消費量を定量評価する算定方法に関するガイドラインを策定

エコビジネス 環境マネジメント】 【掲載日】2014.06.06 【情報源】企業/2014.06.04 発表

 富士フイルムは、「ウオーターフットプリント」の算定方法に関するガイドラインを策定した。従来のCO2排出削減に加え、水資源の面からも環境に配慮した製品開発を進める。水資源の影響評価・情報開示が国際的に求められていることに応えた。
 ウオーターフットプリントは、製品ライフサイクル全体に関わる水消費量を算定して環境負荷を定量化する手法を指す。欧州では、ライフサイクル全体の環境負荷を評価する指標「環境フットプリント」に、水資源枯渇の項目を含める動きがある。水の環境影響を算定する手法の国際標準(ISO規格)は、2015年初めに発行される予定だ。
 策定したガイドラインは、製品の設計・開発の際にCO2排出量などの環境負荷を評価する自社の「環境配慮設計規則」を基にした。同規則で運用しているCO2の算定手順に基づき、水消費量を算定する考え方や具体的な方法を示した。量だけでなく水質(汚染度)も視野に入れた。製品開発担当者が活用しやすいように製品・サービスの事例も付属書に盛り込んだ。
 富士フイルムは、2016年に向けたCSR計画で、売り上げあたりの水使用量を2012年度水準に維持することを目標に掲げた。今後、ガイドラインを活用して、製品ライフサイクル全体で水資源の環境負荷の「見える化」を推進する。利用可能な水資源が少ない地域を考慮した原材料調達を含め、環境に配慮した製品開発で水資源の持続可能な利用と保護に取り組む。【富士フイルム株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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