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環境ニュース[国内]

東芝、仏リヨンで住宅内エネルギーのモニタリングシステムの実証実験を開始

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.06.19 【情報源】企業/2014.06.16 発表

 東芝は、フランス・リヨンで住宅内エネルギーモニタリングシステムの実証を6月に始める。地域のエネルギー利用を「見える化」して、スマートコミュニティー(環境配慮型地域)化を支援するコミュニティーマネジメントシステム(CMS)も運用する。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のスマートコミュニティー実証事業の一環として参加する。
 リヨンの再開発地域にある既存公営住宅の分電盤、水道メーター、ガスメーターに計測ユニットを取り付け、住宅の電気、水、ガスの使用データを測定する。各家庭にタブレット端末を配布し、電気、水、ガスのエネルギー使用情報や家電機器の消費電力を「見える化」する。併せて、省エネアドバイスの提供によって、省エネ行動を促進し、その効果を検証する。
 CMSは、2013年10月から運用している、太陽光を活用した電気自動車カーシェアリングシステムと、今回始める住宅内エネルギーモニタリングシステムの情報をまとめる。2015年春に完成予定の、再生可能エネルギーなどで消費電力量以上のエネルギーを創出するビルや、既存のビルのエネルギー情報も加え、集約したデータを基に地域のエネルギー利用を分析する。
 CMSによる分析は、地域のエネルギー利用を効率化するための都市計画や政策の検討に使用する。NEDOの実証事業は、対象地域のゼロ・エミッション化を目指し、日本企業の技術を生かした国際的なエネルギー消費効率化の実現につなげる。東芝が日本側の取りまとめ企業として受託している。東芝は実証成果を活用したソリューションを世界的に展開する。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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