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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、フランス・グルノーブル市で超小型EVカーシェアリングの実証実験

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.07.02 【情報源】企業/2014.06.28 発表

 トヨタ自動車は、フランス南東部のグルノーブル市で超小型電気自動車(EV)カーシェアリングの実証実験に参画する。同市やフランス電力公社(EDF)などとともに、10月に始める。計70台の超小型EVを導入し、3年間行う。EDFがバスやトラム(路面電車)の停留所付近に30カ所の充電ステーションを配置し、公共交通機関との連携を促進する。
 超小型EVのカーシェアリングは、「Citelib by Ha:mo(シテリブ・バイ・ハーモ)」と呼ぶ。トヨタの「i-ROAD(アイロード)」とトヨタ車体の「COMS(コムス)」を使い、従来の返却利用に加えて、乗り捨てできるカーシェアリングサービスとして展開する。超小型EVは環境配慮と、駐車スペースを普通車ほど必要としないことが利点だ。
 交通機関の停留所・駅と最終目的地との数キロの移動に超小型EVを利用し、交通渋滞の緩和と大気汚染の改善を図る。トラムに乗っている時にスマートフォン(多機能携帯電話)で降車場所近くの超小型EVを予約し、トラムを降りて充電ステーションに駐車してある車に乗って、オフィス付近の充電ステーションまで行く、といった使用を想定している。
 欧州の平均通勤時間は40〜50分で、公共交通機関の利用者が増えているものの、多くは最終目的地まで15分以上歩かなければならないとされる。シテリブ・バイ・ハーモによって都市内移動を柔軟にでき、将来のスマートシティー(環境配慮型都市)の土台になる、と期待されている。グルノーブル都市圏の住民を対象に利用の仮登録を始める。【トヨタ自動車(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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