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環境ニュース[国内]

東京ガス、「スマートエネルギーネットワーク」を東京・豊洲埠頭地区に構築

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.07.30 【情報源】企業/2014.07.28 発表

 東京ガスは、熱と電気を効率的に供給する「スマートエネルギーネットワーク」を東京・江東区の豊洲埠頭(ふとう)地区に構築する。エネルギー供給の核になる施設「スマートエネルギーセンター」の建設を始めた。2016年5月の完成を予定する。子会社が同地区に所有する区域に造り、隣接地に予定される新しい卸売市場「豊洲新市場」などに供給する。
 スマートエネルギーセンターは地上5階(高さ約42m)、地下1階で約1万1400m2の延べ床面積がある。リアルタイムの需要情報などを基に機器を最適に制御するシステム(SENEMS)を導入する。熱需要や需要家のイベント、気象情報、曜日特性などからセンターの冷凍機の稼働台数や冷水の送水用ポンプ動力などを制御するとともに、情報を「見える化」する。
 センターには、7MW(7000kW)級の大型高効率ガスエンジンコージェネレーション(熱電併給)システムを導入する。電力を豊洲新市場に供給し、廃熱はセンターで使う。ガスの供給圧力を利用して発電する約650kWのシステムも備え、発電と同時に発生する冷熱を供給する。このシステムは減圧する際の都市ガスの流れを活用してタービンを回す。
 スマートエネルギーネットワークを構築することで、CO2排出量を約4〜5割削減する。コージェネレーションシステムには停電の際に発電機を自立起動させる機能を採用する。併せて、事業者が独自に敷設する電線などでも、停電時に熱と電気の供給が継続できようにする。センター完成後、周辺区域の開発の進展に応じて、熱と電気のエネルギーネットワークを拡張する。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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