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環境ニュース[国内]

矢崎総業、グループ会社が環境配慮型の配線ケーブルで施工性向上の新製品発売

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.09.05 【情報源】企業/2014.09.02 発表

 矢崎総業グループで電線やガス機器などを手掛ける矢崎エナジーシステムは、環境配慮型の配線用ケーブル「EM-EEF」で、施工性を向上させた新製品「さくさく」EM-EEFケーブルを9月に発売する。ケーブルの外側を覆う保護用のシース(外被)の皮むき性を改善した。旧製品から順次切り替え、自社のEM-EEFを全サイズで「さくさく」にする。
 EM-EEFケーブルは、600Vポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシース平型ケーブルを指し、ビル、住宅などの照明やコンセント用の配線に使われる。従来のVVFケーブル(600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)の環境負荷低減型の製品だ。絶縁体とシースをポリエチレンにしたことで、焼却時にハロゲンガスやダイオキシンが発生しない。
 EM-EEFケーブルは主に、官公庁や学校、病院で使用されている。シースが硬いため皮がむきにくく、専用工具のケーブルストリッパーや電工ナイフでの作業に負担がかかっていた。利用者から、簡単に皮がむけるようにしてほしい、という要望が寄せられていることから、矢崎エナジーシステムは「さくさく」を開発し、9月1日に生産を始めた。
 ケーブルストリッパーでシースをむく力が従来と比べて約30%、電工ナイフで切る力は約20%低減できる。加えて、シースの材料変更で表面のこすれキズが目立ちにくくなるうえ、ケーブルストリッパーでシースをむいた際に、伸びて切れ残る状態も減る。矢崎エナジーシステムは、柔軟性の高い「やわらか」電線シリーズも展開している。【矢崎エナジーシステム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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