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環境ニュース[国内]

伊藤忠商事、海水淡水化装置大手とサウジアラビアでプラントの補修工事を受注

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2014.09.10 【情報源】企業/2014.09.05 発表

 伊藤忠商事は、海水淡水化装置大手のササクラとともに、サウジアラビアで同国海水淡水化公団(SWCC)から、海水淡水化プラントの補修工事を受注した。工事することでプラントの寿命を15年以上延ばすことができ、低下した機能も回復する。受注額は1億4200万リヤル(約38億円)で、海水淡水化プラントの補修工事としては大型の受注だ。
 同補修工事は、サウジアラビア東部のペルシャ湾岸の都市、ダンマンの北約85Kmに位置するアルジュベールにある海水淡水化プラントで行われる。このプラントは、1984年に石川島播磨重工業(現IHI)が建設した。1日当たり23万5000m3の増水能力を持つ。伝熱管をはじめ腐食部品を取り換えるほか、蒸発器内の構造を改造する。32カ月の工期を予定する。
 伊藤忠とササクラが現地資本と設立した合弁会社、アクアパワー・ササクラ(APS)=リヤド=が受注した。伊藤忠、ササクラは、APSと、海水淡水化プラントの経年による機能低下に対する補修工事をSWCCに提案した。2013年6月にSWCCが実施した工事の入札に参加し、競合他社を退けて、今回の受注が決まった。技術力と実績が高く評価された。
 補修工事をすると通常寿命が20〜25年とされるプラントの延命が可能になり、新規のプラント建設よりコストを抑えて、15年以上稼働させられる。サウジアラビアでは、生活用水の大部分を海水淡水化プラントに依存しているが、老朽化した装置も多く、補修工事が必要になっている。伊藤忠とササクラは今回の受注を弾みに、工事の受注拡大を目指す。【伊藤忠商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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