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環境ニュース[国内]

日立製作所、JR東日本と太陽光発電型センサー端末を開発、鉄道電力設備に導入

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.09.12 【情報源】企業/2014.09.10 発表

 日立製作所は、JR東日本と太陽光発電型のセンサー端末を開発し、製品化した。9月11日に販売を始めた。屋外設備に取り付け、温度状況を計測して無線で送信する。太陽電池と省電力制御技術によって電池交換なしで長期間設置できる。JR東日本が鉄道電力設備に導入し、状態把握や故障予測に役立てる。計測データを収集する携帯型の装置も開発した。
 屋外に設置するセンサー端末は従来、定期的な電池交換やメンテナンスの難しさから、収納用キャビネットを準備するなど限られた状況で使われていた。今回製品化したセンサー端末は、外部からの電源供給や電池交換が不要なうえ、防水機能も備え、屋外に直接設置できる。幅125mm、高さ34mm、奥行き41mm、重さ255gで、計測データを400件まで蓄積する。
 JR東日本は、変電所から電車に電流を流す電線の接続金具にセンサー端末を取り付け、列車での巡回検査の際にデータを収集する。現在は、作業員が接続金具を1カ所ずつ温度測定カメラで検査しているが、列車で効率的に収集できるようになる。まず常磐線の北千住(東京・足立区)−我孫子(千葉県我孫子市)間に導入し、2015年4月に使用を始める。
 今後、対象物の幅の変化の計測など、センサーの種類を拡充する。計測データを収集する携帯型装置は、幅76mm、高さ23mm、奥行き125mm、重さ210gの手のひらサイズで、作業員が携行したり車両に搭載して巡回することで広い範囲のセンサー情報が集められる。収集データは無線LANでパソコンやタブレット端末などに転送し、予測・分析に活用できる。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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