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環境ニュース[国内]

JEFエンジ、津製作所の構内で日本政策投資銀行などとバイオマス発電事業を開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.09.26 【情報源】企業/2014.09.26 発表

 JEFエンジニアリングは、津製作所(津市)の構内で日本政策投資銀行などとバイオマス発電事業を始める。事業会社を通じて展開し、地域の未利用間伐材などを燃料にして発電する。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき、発電した電力は、JEFエンジが100%出資する新電力(PPS、特定規模電気事業者)のアーバンエナジーなどに売電する。
 出力約20MW(2万kW)のバイオマス発電設備を建設する。一般家庭4万3900世帯の年間電力使用量にあたる15万8000MWh(1億5800万kWh)の年間発電量を想定する。さまざまな燃料が混焼できる循環流動層(CFB)と呼ぶボイラーを使用し、木質チップや、油ヤシ搾油時に発生する殻(PKS)を燃焼して発電する。11月に着工し、2016年7月の稼動開始を予定している。
 事業会社は2月に設立したグリーンエナジー津で、10月の増資完了後に資本金1億円になる。増資後の出資比率はJEFエンジが35.2%、DBJは25.0%で、ほかに日本通運(14.9%)など4社が参画する。JEFエンジがプラントの設計・調達・建設を行い、グリーンエナジー津から20年間の包括運営を受託する。同社は約90億円の建設・運営資金について融資を受ける。
 JFEエンジの技術や、プラントの運営実績に基づく操業安定性が評価され、返済原資を売電収入に限定したノンリコースローンで、約15年のプロジェクトファイナンスが成立した。日本政策投資銀行は百五銀行、三井住友信託銀行と協力してアレンジメントを行うとともにグリーンエナジー津への出資と、融資と出資の中間の融資方法、メザニンローンを実施して支援する。【JFEエンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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