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環境ニュース[国内]

NEC、我孫子事業場が「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」に選定

環境一般 CSR】 【掲載日】2014.10.06 【情報源】企業/2014.10.06 発表

 NECの我孫子事業場(千葉県我孫子市)が、公益財団法人日本生態系協会と一般社団法人関東地域づくり協会主催の「関東・水と緑のネットワーク拠点百選」に選定された。同事業場の敷地内には湧水池「四ツ池」があり、そこに生息する絶滅危惧種のオオモノサシトンボをはじめとした貴重な生き物の保護活動が評価された。
 我孫子事業場は約31万5000m2(31.5ha)の面積で、利根川から派生してできたと考えられる四ツ池でオオモノサシトンボの生息が確認されている。オオモノサシトンボは国内で関東地方(東京都、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬県)と新潟、宮城県に分布し、24カ所のみに現存する。生息地の破壊によって減少している。
 四ツ池は貴重な生物が生息する湿地環境で、利根川、手賀沼、古利根沼など千葉県北部の水辺ネットワークの重要な拠点になっていることや、生物多様性保全活動を定期的に行っている点が評価された。社員、家族らの生物多様性保全への理解を深め、地域市民団体、我孫子市と連携した持続的取り組みが期待できるとされた。
 四ツ池には外来生物も生息し、繁殖力や食害によってオオモノサシトンボの個体数が年々減少している。このため我孫子事業場は、地域市民団体や我孫子市の協力で外来生物の本格的な駆除を実施している。関東・水と緑のネットワーク拠点百選は2009年度に始まり、2013年度までに計70件が選定され、今回は13件が選ばれた。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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