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環境ニュース[国内]

住友商事、ベルギー沖の洋上風力発電事業2件の株式取得、出資・参画は初

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.10.08 【情報源】企業/2014.10.01 発表

 住友商事は、ベルギーの沖合で稼働している洋上風力発電事業「ベルウィンド」と「ノースウィンド」の2案件に関し、事業会社の一部株式を9月30日付で取得した。住友商事が洋上風力事業に出資・参画するのは初めてで、同国の洋上風力発電事業者、パークウィンドからベルウィンドで39.02%、ノースウィンドでは30.00%の株式を取得した。
 ベルウィンドは、ベルギー沖合約46kmの水深約20〜32mの北海海域に設置され、2010年から稼働している。165MW(16万5000kW)の発電容量がある。ノースウィンドは、同国の沖合約37km、水深約16〜32mの北海海域に位置する。発電容量は216MW(21万6000kW)で、2014年6月に完成して稼働を始めた。事業費はそれぞれ約900億円、約1200億円だ。
 ベルウィンドとノースウィンドは、着床式の基礎に計127基の発電タービンを据え付けた。タービンは、三菱重工業が出資する洋上風力発電設備専業のMHIヴェスタス製を使った。約37万世帯の使用電力量に相当する電力を発電して売電する。住友商事はベルウィンドの隣接海域で165MW(16万5000kW)の新規事業もパークウィンドと開発している。
 住友商事にとって初めての洋上風力発電だが、これまでに日本、米国、南アフリカなど世界各地で風力発電事業に関わってきた。9月末時点での住友商事の全持ち分発電容量6396MW(639万6000kW)のうち、風力が約13%にあたる838MW(83万8000kW)を占める。今後、欧州の洋上風力事業を最も注力する事業に位置付け、積極的に取り組んでいく。【住友商事(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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