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環境ニュース[国内]

三菱重工、洋上風力発電設備の合弁会社がデンマークのプロジェクトに設備供給

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.07.09 【情報源】企業/2014.07.04 発表

 三菱重工業とデンマークの風力発電機メーカー、ヴェスタスとの洋上風力発電設備専業の合弁会社、MHIヴェスタス・オフショア・ウインドは、同国西部で実施を予定するプロジェクト向けに、洋上風力発電設備を供給する。開発中の8000kW機「V164」4基で、世界最大の出力を見込む。これによって同機の開発が商用化に近づく。
 プロジェクトはデンマークの開発事業者、スコウゴー・インベスト、エネルギセンター・ノーアが、リンケビング・スキャーン地域で計画する。商用生産に先立ってV164を陸上に取り付け、洋上での据え付け方法や運転・保守などについて検証する。5年間の試験運転と20年間のサービスを含む。2015年中ごろに設置を始める。
 プロジェクへの供給は、V164の開発が順調に進んでいることを示す。商用化に向けてV164の性能、信頼性、効率を調べる重要なステップと位置付けられる。同地域でヴェスタスは、スコウゴー・インベスト、エネルギセンター・ノーアとともに15年間、3000kW機の「V112」をはじめとする風力発電設備の試験を手掛けてきた。
 V164の初の試作機は、2014年初めにデンマーク北西部のウスタイルにある国立試験場に設置され、同国の総合エネルギー大手、ドンエナジーと試験が進められている。MHIヴェスタスは、三菱重工全額出資のデンマーク現地法人とヴェスタスの折半出資で、4月1日に発足した。当面は、ヴェスタスのV112とV164で事業を推進する。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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