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環境ニュース[国内]

帝人デュポンフィルム、世界最高水準の難燃性PENフィルム開発、環境負荷低減

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.20 【情報源】企業/2014.10.14 発表

 帝人グループでポリエステルフィルムの製造・販売を手掛ける帝人デュポンフィルムは、世界最高水準の難燃性を持つポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム「テオネックスQF」を開発した。エレクトロニクス製品で必須のトップレベルの難燃性能を実現した。ハロゲン系難燃剤を使用していないため、環境負荷も低減する。
 PENフィルムは帝人グループが世界に先駆けて開発した高機能ポリエステルフィルムで、強度に優れ、耐熱性、耐加水分解性、寸法安定性などを備える。現在、有機ELディスプレー、電子ペーパー、燃料電池などエレクトロニクス製品や自動車を中心に各種用途に使われているが、難燃性に課題があり、使用箇所に限界があった。
 難燃性は、ハロゲン系の難燃剤の添加や難燃コーティングによって高められるものの、環境への影響やコスト上昇の要因になることが懸念されていた。開発したテオネックスQFは、独自の難燃充てん剤を活用することで、PENフィルムが持つ強度や耐熱性などの特性を維持したまま、最高水準の難燃性を持たせることに成功した。
 帝人デュポンフィルムは、リチウムイオン電池のバッテリーラベル、柔軟性があって変形可能なフレキシブルプリント基板、細いケーブルを平らに並べたフラットケーブルや照明、建材など高い難燃性が求められる用途にテオネックスQFを展開する。高い難燃性と環境負荷抑制をアピールして2017年度に20億円の売上高を目指す。【帝人デュポンフィルム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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