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環境ニュース[国内]

日立製作所、コンテナ型データセンターを茨城大がBCP強化で導入、高効率実現

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.22 【情報源】企業/2014.10.20 発表

 日立製作所の屋外設置式コンテナ型データセンターを茨城大学がBCP(事業継続計画)強化で導入した。学生・教職員約9000人の教育研究・校務用システム「電子計算機及びネットワークシステム」のサーバーなどの機器を校舎内から移設し、10月から本格利用を始めた。日立のコンサルティングサービスを活用して、高いエネルギー効率を実現した。
 コンテナ型データセンターは、サーバーなどの機器や電源・空調設備を1つのコンテナに収容し、高効率型空調機を採用して消費電力を大幅に削減する。茨城大は、サイズやレイアウトが柔軟に設計できる「フレキシブルデザインコンテナ」を採用し、面積約46m2(幅約8.3m、奥行約5.5m)、高さ約3.9mに設計した。耐震性にも優れる。
 茨城大は電子計算機及びネットワークシステムを校舎内のサーバー室に設置して運用・管理していたが、2011年3月の東日本大震災の際、校舎の停電で全システムが停止し、業務の継続が約5日間困難になった。破損した空調システムが復旧するまで1カ月かかり、システムが本格稼働できなかったことから、コンテナ型データセンターを導入した。
 コンテナ型データセンター用の自家発電設備を校舎などと独立して設け、校舎への電力供給が停止しても継続的に運用できるようにした。加えて、日立の空調環境コンサルティングサービスで、コンテナ型データセンターのサーバーや空調機のレイアウトを最適化し、エネルギー効率を向上させた。日立は今後もコンテナ型データセンターを積極的に展開する。【(株)日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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