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環境ニュース[国内]

北海道内の公共用水域における放射性物質モニタリングの測定結果発表(速報値)公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2014.10.24 【情報源】環境省/2014.10.24 発表

 環境省は、平成26年10月24日、北海道内の公共用水域における放射性物質モニタリングの平成26年8月25日〜9月2日採取分の測定結果について、とりまとまめ公表した。
 今回の調査では、北海道内の公共用水域における環境基準点等9地点の水質・底質地下水の放射性物質濃度(放射性セシウム)の他、水質・底質採取地点近傍の周辺環境(河川敷等)の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率を測定した。

結果概要は以下のとおり。

[1]水質
 a) 全β:不検出〜0.041 Bq/L
  ・ 過去の測定値の傾向の範囲内であった。
 b) γ線核種
  ・ 一部の地点(9地点中5地点)で、検出下限値を超える自然放射性核種が確認された。このうち、K-40については、過去の測定値の傾向の範囲内であった。Bi-212及びPb-214については、過去に全国的な規模で調査事例がない核種だが、いずれもトリウム系列又はウラン系列の自然放射性核種で、通常天然の土壌岩石などに含まれるもの。
  ・ 核種ごとの測定結果は以下のとおりです。なお、以下に記載のないγ線核種は、全地点で不検出であった。

[2]底質
a) 全β:240〜1,000 Bq/kg-dry
  ・ 過去の測定値の傾向の範囲内であった。

 b) γ線核種
  ・ 全9地点で、検出下限値を超える自然放射性核種が検出された。このうち、Be-7、Bi-214、K-40及びRa-226については、過去の測定値の傾向の範囲内であった。Ac-228、Bi-212、Pb-212、Pb-214及びTl-208については、過去に全国的な規模で調査事例がない又は調査事例はあっても検出されたことのない核種だが、いずれもトリウム系列又はウラン系列の自然放射性核種で、通常天然の土壌岩石などに含まれるもの。
  ・ 一部の地点(9地点中3地点)で、検出下限値を超える人工放射性核種Cs-137が確認されたが、過去の測定値の傾向の範囲内であった。


[3]地下水の調査結果

(1) 調査期間:平成26年8月25日〜8月27日
(2) 調査地点数:2点
(3) 調査項目:水質の放射性物質濃度(全β及びγ線核種)
  ※この他、参考情報として、採水地点近傍の空間線量率も併せて測定。

(4) 結果概要
 a) 全β:0.065〜0.066Bq/L
  ・ 過去の測定値の傾向の範囲内であった。
 b) γ線核種
  ・ 全2地点で、検出下限値を超える自然放射性核種K-40が確認されましたが、過去の測定値の傾向の範囲内であった。

【環境省】

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