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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、メキシコ向け地熱発電設備をフルターンキーで受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.10.31 【情報源】企業/2014.10.30 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、メキシコ向けの地熱発電設備をフルターンキー(一括請負)契約で受注した。同国で初めての民間企業による地熱発電所に設置し、2016年の運転開始を予定している。同国の発電会社、グルポドラゴン傘下で地熱発電事業を手掛けるジオデサが発注した。
 MHPSのメキシコ拠点、MHPS-MEXを通して受注した。地熱発電所は、メキシコ中西部のナヤリット州ドモデサンペドロに造られる。MHPSは、蒸気タービンなどの主要機器、補機の設計・製作・調達から据え付け・建設工事・試運転までを担当する。2014年2月にMHPSが発足して以来、地熱発電設備の受注は初めてで、三菱重工分を含めると同国で13基目に上る。
 メキシコは地熱資源保有国として世界5位にある。MHPSはこれまでにメキシコ連邦電力庁から2カ所の発電所向けに各6基、計12基の地熱発電プラントを受注した。同国の発電設備容量に占めるMHPSのシェアは、火力発電と地熱発電を合わせて約40%あり、MHPSにとって同国は重要な市場だ。グルポドラゴンは現在、地熱と太陽光発電の開発を推進している。
 MHPSは、火力と地熱発電システム全般で総合的なソリューションが提供できることを強みにしている。地熱発電では13カ国から100基を超えるプラントを受注している。設備容量は世界の地熱発電設備容量の約3割に達する。地熱発電は天候の影響を受けることなく24時間稼働できる再生可能エネルギーとして期待され、MHPSは今回を弾みに受注活動を積極的に進める。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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