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環境ニュース[海外]

三菱重工業とヴェスタス、洋上風力発電設備の8000kW試験機で発電量の世界記録を達成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.10.31 【情報源】日本/2014.10.28 発表

 三菱重工業とヴェスタスの洋上風力発電設備専業合弁会社であるMHIヴェスタスは、定格出力8000kWの風力発電試験機「V164-8.0MW」で発電量の世界記録を達成した。24時間で19万2000kWhを発電した。風力発電設備1基の1日の稼働で、世界最高の発電量だ。
 V164-8.0MWは、現在型式認定取得を目指している世界最大の風力発電設備で、翼の長さが80m、風を受ける面積は2万1124m2ある。ナセル(風力を電力に変換する装置)は長さ24m、幅12m、高さ7.5m、重さ約390tでハブ(羽根の中心部)までの高さは約105m(試作機は140m)、全高は約187m(同220m)ある。
 今回の記録は、デンマーク北部のウスタイル試験場で実施した陸上での実証運転で、10月6日から7日にかけての24時間に達成した。発電データは同試験場を保有するデンマーク技術大学が計測した。発電した電力量は、試験場近くの都市、ティステッドの1日の電力需要を賄える水準に達している。
 この風力発電設備は2014年1月に設置し、90%の稼働率で運転している。MHIヴェスタスのCEO(最高経営責任者)は記録について「能力が十分に発揮された結果であり、技術の質の高さを裏打ちするとともに、試験チームの技能の高さを示す」と述べた。今後も形式認定取得に向けて発電設備のデータを収集する。【三菱重工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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