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環境ニュース[国内]

ボン条約、第11回締約国会議の成果を公表

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2014.11.19 【情報源】/2014.11.09 発表

 移動性野生動物種の保護に関する条約(ボン条約、CMS)事務局は、エクアドルのキトで2014年11月4〜9日に開催された第11回締約国会議(COP11)の成果を公表した。南米で初めて開催された会議には、締約国および非締約国の政府、専門家、政府間組織(IGO)、NGO、メディアなど過去最高となる900名以上が参加。移動性野生動物種を脅かす海洋プラスチック汚染や気候変動、密猟等、喫緊の課題に対する保護策を検討した。具体的には、条約の新たな保護対象として提案されていたホッキョクグマやアカボウクジラ、ヒレアシトウネン(鳥)、ヨーロッパウナギ等、全31種を附属書へ追加することが決まった。この中には21種のサメ、エイ、ノコギリエイが含まれる。また、中央アジアのアルガリ、太平洋のアカウミガメ、セーカーハヤブサに関する行動計画、移動性鳥類の中毒リスク回避ガイドライン、野生動物に優しい再生可能エネルギー技術に関する初のガイドラインを採択した。さらに、生物多様性条約の愛知ターゲットに対応した移動性動物種の戦略計画に合意した。戦略計画は各国あるいは国際的行動計画に移動性動物種のニーズを統合させることを目指すもので、その進捗を測る指標を含め、戦略計画の実施方法などは2017年COP12で具体化するという。【移動性野生動物種の保護に関する条約事務局】

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