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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、廃校を再生した佐渡の酒蔵にCIS太陽電池パネルを設置

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.11.21 【情報源】企業/2014.11.17 発表

 昭和シェル石油の100%子会社で太陽電池生産・販売のソーラーフロンティアのCIS薄膜型太陽電池パネルが、廃校を再生した新潟県佐渡市(佐渡島)の酒蔵に設置された。11月17日に作業が完了し、このパネルを利用した酒づくりが始まった。酒の製造に必要な電力の20%を賄う。低炭素社会づくりをテーマに同市が行う最初の社会実装プロジェクトだ。
 酒蔵は、1892年創業の佐渡島の老舗酒造会社、尾畑酒造が、旧西三川小学校の閉鎖後の校舎を佐渡市から借り受けて「学校蔵」として再生させた。CIS薄膜型太陽電池システムは旧水泳プールに10kW分を取り付けた。この酒蔵で仕込まれた新酒は「学校蔵」のブランドで11月3日から販売されている。樽酒のような奥深い味わいが好評だという。
 太陽電池パネルの選定にあたり、CIS薄膜型太陽電池パネルの優れた実発電量が決め手の1つになった。佐渡市は年間の日照量が比較的少ないが、他のパネルと比べて同太陽電池の発電量の多さが評価された。同太陽電池は、同じ新潟県内の太陽光発電所「新潟雪国型メガソーラー」(新潟市東区)で高い効果を発揮していることも認められた。
 さらに、黒を基調にしたCIS薄膜型太陽電池パネルのデザインが、佐渡島で一般的な光沢のある黒色の屋根瓦に調和し、古い木造校舎との景観的な相性の良さも評価された。尾畑酒造は、「佐渡島の良質な米、清らかな水と、環境に優しい太陽光発電のエネルギーで作り出された学校蔵は、佐渡の自然の恵みを最大限生かし、地域の思いが詰まった酒」としている。【ソーラーフロンティア(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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