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環境ニュース[国内]

富士通、インドネシアの高速道路管理会社に交通情報サービス提供、渋滞を緩和

大気環境 交通問題】 【掲載日】2014.11.28 【情報源】企業/2014.11.25 発表

 富士通は、インドネシアの高速道路管理会社、マルガ・ウタマ・ヌサンタラに、位置情報を活用した交通情報サービス「スペーシオウル」の提供を始めた。高速道路の利用を促進し、急速な経済発展と人口増加によって社会問題になっている一般道の渋滞緩和につなげる。スマートフォン(多機能携帯電話)から位置、時刻、速度などの情報を収集する。
 マルガ・ウタマ・ヌサンタラはインドネシアの高速道路管理会社の1つで、南スラウェシ州マカッサル市の高速道路を管理・運営する。同国でも有数の大都市の同市では一般道の渋滞対策が課題になっている。リアルタイムの交通情報を提供することで高速道路に呼び込んで収益増を図るとともに、一般道の渋滞緩和を狙いにスペーシオウルを導入した。
 スペーシオウルは、高速道路管理用パトロールカーに設置されたスマートフォンのGPS(衛星利用測位システム)機能を利用して各種のデータを集める。スマートフォンを使うため、コストを抑えながらデータ収集車両を増やせることが利点だ。収集したデータから渋滞の発生状況とインターチェンジ間の所要時間を割りだし、路線図に示す。
 マルガ・ウタマ・ヌサンタラは管制センターで情報を把握し、渋滞や事故発生時などのドライバー誘導に活用する。今後、渋滞の発生状況とインターチェンジ間の所要時間を表示する道路情報板を高速道路入口や主要地点に設置し、高速道路に誘導して渋滞を抑える。混雑状況確認用の監視カメラシステムの映像もスペーシオウルに取り込んで利用できる。【富士通(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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