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環境ニュース[国内]

イオン、農産物生産子会社が福井県あわら市に直営農場、市と農業参入協定締結

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.12.03 【情報源】企業/2014.11.27 発表

 イオンの100%子会社で直営農場運営・農産物生産のイオンアグリ創造は、福井県あわら市に「福井あわら農場」を2015年3月1日に開設する。同県で初めての直営農場で、あわら市と「農業参入に関する協定書」を11月27日に結んだ。直営農場はこれで全国18カ所に増え、北陸地区では石川県かほく市の「石川かほく農場」に続いて2カ所目だ。
 福井あわら農場は約9.6haの農地面積がある。肥よくな土壌でさまざまな作物の栽培に適しているという。2015年7月上旬にニンジン、2016年4月上旬にキャベツとスイートコーンの露地栽培を始め、ニンジンは2015年10月下旬、キャベツとスイートコーンは2016年6月中旬から収穫する。北陸、東海地区などのイオングループ約50店で販売する。
 福井あわら農場が位置する場所は北陸自動車道の金津インターに近く、イオンの物流センターや北陸、東海地区の店舗に容易にアクセスできる利点もある。イオンアグリ創造はあわら市との協定を受け、地域の20人程度を同農場で雇用するほか、同市を事業区域にする農業協同組合の選果場を利用するなど、同市の農業活性化に向けて連携する。
 イオンアグリ創造は2009年7月の設立で同年9月に最初の直営農場を設けた。葉物野菜を中心にイオングループに供給している。収穫後、直接イオンの物流センターに入って各店舗に配送するため、一般的な市場流通と比べて1、2日早く店頭に並び、従来以上に新鮮な野菜が提供できる。福井あわら農場の開設を機に地域に密着した経営を進める。【イオン(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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