一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

住友電工、事業所・工場対象の新しいエネルギー・マネジメント・システム開発

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.12.04 【情報源】企業/2014.12.01 発表

 住友電気工業は、事業所・工場を対象にした新しいエネルギー・マネジメント・システム「sEMSA」を開発した。再生可能エネルギーを含むさまざまな分散電源の構成に対して、最適な電力運用ができる。エネルギーを効率よく使い、環境負荷の軽減やコストを最小化する。現在実証運転を行っていて、商用化を進めて販売する。
 エネルギー・マネジメントの役割を階層化し、電力の「見える化」、発電予測、需要予測などの演算層や、電力コスト最小化、デマンドレスポンス(需要応答)、CO2排出削減などのサービス層の各機能をモジュールにした。必要なモジュールを組み合わせて構成でき、柔軟性や拡張性がある開発環境を実現して多様なニーズに対応する。
 複数の分散電源を最適運用する手法で高速に計算する方法を新たに開発した。短い周期で電力の最適運用計画を立案し、これを参照しながら電力会社から受電する電力を調整する。従来と比べて電力コストの予測誤差が小さく、リアルタイムでの運用できる。予備電力確保や負荷平準のためのデマンドレスポンスに瞬時に対応する。
 分散電源が導入前の場合は、投資回収の最良条件で設備仕様を提案し、導入後にsEMSAで条件に沿った電力運用を実施する。商用化に向けて横浜市栄区の横浜製作所で二次電池のレドックスフロー電池計1MW(1000kW)、ガス発電機計3.6MW(3600kW)、集光型太陽光発電設備計100kWと、製作所の実際の負荷で実証運転を実施している。【住友電気工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク