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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、ドミニカに既設ガスタービン発電のGTCC化機器供給

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.12.17 【情報源】企業/2014.12.12 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、ドミニカの発電会社、AESドミニカーナ向けに既設ガスタービン発電設備をガス・タービン・コンバインド・サイクル(GTCC)化するための機器を供給する。GTCCで燃費効率を高めるとともに、出力のアップを図る。2017年1月の運転開始を予定する。
 ドミニカの首都サントドミンゴ近郊にあるロス・ミナ発電所の既設機器のガスタービンに、蒸気タービンや発電機などを加えることで、GTCC化する。MHPSは、出力約12万2700kWの蒸気タービンと発電機を受注した。設計・調達・建設(EPC)を担当するスペインのエンジニアリング会社、テクニカス・レウニダスを通じて供給する。
 ロス・ミナ発電所の出力は約32万kWに増え、運転開始後は、堅調な経済発展を背景にした首都地域の電力需要に対して高効率で大容量の発電設備で応える。MHPSは2002年にも、AESドミニカーナが所有する発電所にGTCC発電設備を納入した。GTCC発電は、ガスタービンで発電した後、その高温排ガスを利用して蒸気タービンで発電するシステムを指す。
 GTCC発電は燃費効率が高く、エネルギーの有効活用と温室効果ガスの削減に効果がある。MHPSは、国内外でGTCC発電設備や主要機器を多数納入していて、技術と実績への信頼が受注につながった。今後も今回のような既設ガスタービン発電所のGTCC化を含め、火力発電システム向けの各種製品を保有する強みを生かし、さまざまなニーズに対応していく。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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