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環境ニュース[国内]

横浜ゴム、断熱性能を持つウレタン塗膜防水材の販売開始、建物の温度上昇を抑制

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.01.15 【情報源】企業/2015.01.09 発表

 横浜ゴムは、ビル、マンションなどの防水用途に使う断熱性能を持つウレタン塗膜防水材「アーバンルーフNX」の販売を1月に始めた。防水に加えて断熱性能があることが特長で、外気温や直射日光による建物の温度上昇を抑制する。断熱効果を持つウレタン塗膜防水材の商品化は業界初という。従来品の環境対応も継承した。
 防水用のウレタン塗膜防水材「アーバンルーフ」シリーズの主力商品に位置付けた。従来のウレタン塗膜防水材「U-8000」はトルエン、キシレンなどの有機溶剤を使わないうえ、低比重化(軽量化)で建物を長寿命化すると同時に運搬時のCO2排出量を削減する。アーバンルーフNXはこれらを引き継ぐとともに、断熱効果を実現した。
 ヒートアイランド対策で屋上防水での遮熱塗料の採用が増え、断熱・遮熱効果を持つ製品へのニーズが高まっていることから開発した。硬化剤に中空粒子を配合して断熱性能を持たせた。社内の試験では、遮熱効果がある自社のトップコート(上塗り)「アーバントップHシャネツ」との併用で温度上昇が最大約8℃抑えられた。
 ウレタン塗膜防水材による防水工法は、液状のウレタン樹脂を塗布して硬化させ、防水層をつくる。形状が複雑な下地でも施工でき、継ぎ目がなく仕上がって美観に優れるほか、経年劣化で改修工事が必要でも簡単な重ね塗りで済むなどの利点がある。横浜ゴムはアーバンルーフNXの断熱性能をアピールして販売拡大を目指す。【横浜ゴム(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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