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環境ニュース[国内]

昭和シェル石油、アブダビの石油関連施設での太陽光発電導入可能性調査が終了

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.01.16 【情報源】企業/2015.01.14 発表

 昭和シェル石油が供給した太陽電池パネルを使った、アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国での太陽光発電導入可能性調査と実証化実験が終了した。一般財団法人国際石油交流センターと、アブダビ国営石油精製会社のタクリールが同国の石油関連施設で行ったもので、1月11日に最終報告会を開いた。これを機に同国での太陽光発電の普及が期待されている。
 石油の安定確保に向けて産油国との友好関係強化を進める日本と、石油関連施設の消費電力の一部を再生可能エネルギーで賄って原油の輸出余力を増やしたいアブダビの考えが一致して、同調査が始まった。国際石油交流センターは産油国との技術協力や人的交流を推進する機関で、会員の昭和シェルを通じて太陽電池パネルを提供した。
 太陽電池パネルは、昭和シェル100%子会社で太陽電池生産のソーラーフロンティア製CIS薄膜太陽電池を使った。2011年11月にアブダビ市街から約250km西にあるタクリールの製油所関連施設の建屋屋上と地上に36kW、2014年3月にアブダビ市内の製油所建屋屋上に41kWの発電システムを設置した。順調に稼働し、東京の約1.7倍の発電量を記録した。
 さらに、中東特有の砂ぼこりによる発電性能低下の対策として、2014年6月に防汚塗料の実証試験を行い、同年11月には太陽光パネルの清掃効率を高めるために清掃用のロボットを導入した。ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池は高温下でも高い発電性能を発揮することが特長で、調査と実証化実験の結果を受けてタクリールは期待を寄せている。【昭和シェル石油(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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