一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ソニーコンピュータサイエンス研、分散型DC電力制御の実証的研究の成果を報告

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.01.22 【情報源】企業/2015.01.20 発表

 ソニーの研究組織、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCL)は、オープンエネルギーシステム(OES)を実現する分散型DC(直流)電力制御の実証的研究の成果を、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で2月2、3日に開くシンポジウムで報告する。OES適用のための課題などについて研究者や専門家らが議論する。
 OESは、既存の送電システムに替わって、太陽電池と蓄電池を備えた分散電源を住宅に設置し、住宅同士を自営線で結んで直流電力でやり取りするマイクログリッド(小規模電力網)。ソニーCLはOISTとともに、自然エネルギーを主電源にする安定的な電力システム構築を目指している。
 OISTの教員住宅の太陽電池が発電した電気をソニー製のエネルギーサーバー・ユニットに蓄電することで、自然エネルギーを主電源として使うとともに、DC送電網で電力を融通し合う実証実験を進めている。2014年度に実験対象の教員住宅をほぼ全ての19軒に拡大し、制御技術を向上させてコミュニティー単位で毎日の利用を賄う電力供給システムとして完成度を高めた。
 現在は実際の利用環境下でのデータ蓄積とシステムの一層の改善を進めている。シンポジウムは、3軒の教員住宅での電力融通実験を紹介した2014年1月の1回目に続く2回目の開催だ。その後の研究成果を披露するとともに、都市部だけでなく、電力供給が不安定な離島など、さまざまな社会・地理的状況でOESを適用する際の問題などを考える。【(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク