日本政府、トンガのマイクログリッドシステム導入計画へ　無償資金協力

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2013.03.21 【情報源】外務省／2013.03.21 発表

　日本政府は、トンガ政府が取り組む「マイクログリッドシステム導入計画」に対し、15億7,300万円を限度とする無償資金協力を行うことを決定。2013年3月21日、トンガ王国の首都ヌクアロファにおいて交換文書の署名式が行われた。
　今回の協力は、太陽光，風力等による電力を大量に導入した場合に困難となる安定的な電力供給及び電力系統の周波数変動にともなう電力品質悪化を解消するために、太陽光発電モジュール，蓄電設備及びマイクログリッドコントローラーの整備を行うもの。この協力により，再生可能エネルギーの出力変動を抑え，電力系統の安定化が図られるとともに、トンガ・エネルギー・ロードマップ2010-2020の目標達成に貢献することが期待されている。
　日本政府は、今回の案件は2013年以降の気候変動対策に関する途上国支援の一環として実施するもので、すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け、トンガ王国と引き続き気候変動分野で連携していくとしている。【外務省】