イオン、沖縄県に県内最大規模のショッピングモール開店、各種の環境設備導入

【エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2015.01.29 【情報源】企業／2015.01.26 発表

　イオンは、沖縄県北中城村に同県内で最大規模のショッピングモール「イオンモール沖縄ライカム」を4月25日に開店する。太陽光発電やLED（発光ダイオード）照明、節水型衛生器具など各種の環境設備を導入するほか、複数の建築物でエネルギーを融通する仕組みを採り入れる。建物周辺や駐車場内には地元の樹木を植えて日よけ効果をもたせる。
　新規オープンする他のイオン店舗と同様、「人と環境に配慮したモール」の実現を目指した。250kWのソーラーパネルを設置して太陽光発電を行い、館内共用部の照明と外部サインはLED器具100％にした。店舗でも専門店の大半がLEDを使い、核店舗のスーパー「イオンライカム店」は採用率100％にする。消費電力は従来比で約40％削減できる。
　トイレは節水型便器にして洗浄水量を抑え、洋式の大便洗浄装置を手動にすることで意図しない洗浄をなくす。平面駐車場には普通充電器4台を備えた電気自動車（EV）充電エリアを設ける。地域と一体になった省CO2推進協議会を形成し、各施設にビルエネルギー管理システム（BEMS）を入れてエネルギー使用状況を分析し、CO2排出量を削減する。
　地域住民約1000人と3月29日に植樹祭を開き、タブノキ、フクギ、ガジュマル、オキナワシャリンバイなど地域の木を中心に約30種の苗木約8000本を植える。近海の魚類約25種約1000尾が回遊する容量100t以上の観賞用大水槽も設置する。イオンモール沖縄ライカムは5階建てで約16万m2の延べ床面積がある。同県初の70店を含む約220店が出店する。【イオン(株)】