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環境ニュース[国内]

住友電工、メガソーラー用PLC監視システムをバイテックのメガソーラーが採用

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.02.19 【情報源】企業/2015.02.16 発表

 住友電気工業の大規模太陽光発電所(メガソーラー)用PLC(パワー・ライン・コミュニケーション)ストリング監視システムが、メガソーラー「バイテック・漁火館岩手県滝沢市太陽光発電所」に採用された。同メガソーラーは電子部品販売のバイテックが岩手県滝沢市に開発する。経済性の高さや、信頼性の高いシステムが構築できる点が評価された。
 PLCは高圧電力ケーブルを通信に活用する電力線通信技術で、ストリングはモジュールを14〜18枚直列に接続した太陽電池の最小構成単位を意味する。メガソーラー用PLCストリング監視システムは、ストリングごとに発電量をリアルタイムに計測し、PLCを使ってデータをモニター装置(パソコン)に転送する。専用ソフトで異常を判断する。
 住友電工が2014年に世界で初めて実用化した。PLCはデータの転送に電力線を活用することから専用の通信線が要らず、経済性に優れる。ノイズや、雷の影響で発生する高電圧(雷サージ)にも強い。この大規模太陽光発電所の設計・施工を担当する東北電力系の電気工事会社、ユアテックが採用を提案し、バイテックが承認した。
 発電所は1万5000kW(15MW)の出力があり、12月の運転開始を予定している。年間で一般家庭約5000世帯の年間電力消費量にあたる2150万kWhの発電量を見込む。バイテックが特別目的会社(SPC)を組成して運営し、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を活用して売電する。発電所名「漁火館」は土地を所有する北海道の温泉旅館を表す。【住友電気工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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