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環境ニュース[国内]

富士電機、アイスランド電力公社が同国に設ける地熱発電所向けの発電設備受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2015.03.13 【情報源】企業/2015.03.10 発表

 富士電機は、アイスランド電力公社が同国北東部に新たに設ける地熱発電所向けの地熱蒸気発電設備を受注した。ドイツのエンジニアリング大手、バルケデュールと共同で受注し、2017年10月の稼働を予定している。富士電機はこれまでに同国で6台の地熱蒸気発電設備を納入していて、今回で7台目だ。
 アイスランド第2の都市、アークレイリの東北東約50kmに位置するセイスタレイキル地熱発電所向けで、45MW(4万5000kW)の発電容量がある。富士電機は蒸気タービン・発電機を設計・製造・供給し、現地で据え付け・試運転を行う。バルケデュールは復水器、冷却塔などの製造・調達や据え付けを担当する。
 富士電機がアイスランド電力公社から地熱発電設備を受注したのは初めてだが、水力発電設備は納入していて、今回はその実績が評価された。アイスランドは年間発電量の99%以上を再生可能エネルギーで発電している。地熱発電は水力に次ぐ27%以上の割合があり、今後も複数の地熱発電所が計画されている。
 地熱発電は、地中の蒸気・熱水といった再生可能エネルギーで安定的に電力供給できることから、アイスランドをはじめ地熱資源量の多い国で開発が進んでいる。富士電機は1960年以降、アイスランドの6台、219MW(21万9000kW)を含み世界で71台、2787MW(278万7000kW)の地熱蒸気タービン発電設備を納入した。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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