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環境ニュース[国内]

NEC、高速通信可能な無線モジュール販売、時間短縮で電力低減、EMS需要に対応

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.16 【情報源】企業/2015.03.11 発表

 NECは、グループでICT(情報通信技術)ソリューションのNECエンジニアリングとともに、無線通信モジュールのラインアップを拡充し、500kbpsの高速通信が可能な無線モジュール「TY92SS-E2730」の販売を3月11日に始めた。通信時間が短縮して消費電力を低減でき、適用範囲が広がる。エネルギー管理システム(EMS)の需要増に対応した。
 新製品は、住宅エネルギー管理システム(HEMS)やスマートメーター(通信機能付き次世代電力量計)で使われる920MHz帯で、独自の手順(プロトコル)を搭載した。これまでの通信速度は9.6kbps、100kbpsだったが、既存製品との互換性を保持しながら500kbpsの高速にした。応答速度や消費電力の問題から導入が難しかった分野でも利用できる。
 無線中継機能によって障害物の影響で電波が届きにくい場所や中長距離間でも通信が可能になるうえ、外付けアンテナを使用したアンテナダイバーシティー機能を搭載する。アンテナダイバーシティーは複数のアンテナで受信し、質の良い信号を選択する仕組みで、最適な状況のアンテナでデータの送受信ができ、通信の品質や信頼性が向上する。
 発電・蓄電機器を含むEMSや、機械間通信(M2M)、モノのインターネット(IoT)で高まる無線化ニーズに応え、未適用分野の無線化を高速通信で実現する。NECの既存の無線モジュールと外形や機能で互換性があり、容易に置き換えられる。5月25日に出荷を始める。モジュールと外部アンテナなどのスターターキットは1万7000円(税別)だ。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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