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環境ニュース[国内]

大和ハウス、愛知県豊田市にスマートタウン開発、一戸建て住宅間で電力を融通

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.24 【情報源】企業/2015.03.19 発表

 大和ハウス工業は、愛知県豊田市にスマートタウン(環境配慮型の街)「(仮称)スマ・エコ タウン 豊田柿本」を開発する。一戸建て住宅間での電力融通や、太陽電池と蓄電池のハイブリッドシステムなどを採用する。年間の一次エネルギー消費量が正味(ネット)ゼロになるネット・ゼロ・エネルギー・タウンを中部地区で初めて計画する。
 豊田市が進める市有地売却の事業提案で選ばれ、市と3月18日に不動産売買契約を結んだ。一戸建て21戸と、12戸と15戸の2棟の賃貸住宅を建て、敷地内の調整池の上部に太陽光発電システムを設置する。調整池の横には、太陽光発電の電力や蓄電池にためた電力を電気自動車(EV)用充電器や街路灯に供給する「スマートステーション」を設ける。
 電力融通の仕組みは一戸建て3戸とスマートステーションに導入し、電力小売り事業者が電力会社から一括受電して3戸に電力供給するとともに、発電した電力を3戸で融通し合う。余った電力は電力小売り事業者が買い取り、一括して売電する。ハイブリッドシステム、住宅エネルギー管理システム(HEMS)、EV用充電器は一戸建て全戸に入れる。
 ハイブリッドシステムは、太陽電池と蓄電池のパワーコンディショナー(電流変換器)を一体化して効率的に制御する。太陽電池はネット・ゼロ・エネルギー・ハウスが達成できる容量を確保する。賃貸住宅も太陽光発電、蓄電池を装備し、共用部分のエネルギーのピークシフトを行う。8月に造成工事に着手し、2016年7月の入居開始を予定する。【大和ハウス工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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