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環境ニュース[国内]

大和ハウス、三重県桑名市のスマートタウン事業者に選定、売電収益を住宅メンテに活用

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2014.03.04 【情報源】企業/2014.02.27 発表

 大和ハウス工業は、三重県桑名市が計画するスマートタウン(環境配慮型の街)「陽だまりの丘先進的都市型スマート住宅供給事業」の事業者に選定され、2月27日に基本協定を結んだ。街に設置する太陽光発電所の売電収益を住宅のメンテナンスや外壁のリフォームなどに活用する日本で初の取り組みを行う。2015年7月ごろの入居開始を予定する。
 この住宅供給事業は、桑名市が2013年3月に策定した「スマート・エネルギー構想」などで掲げる「環境・エネルギー技術によるまちづくり」推進の一環で、先進的なスマート(環境配慮型)住宅のモデルタウンを目指す。大和ハウスは公募型企画提案に応募し、審査の結果、事業者に選ばれた。開発面積は1万6648.44m2で64戸の一戸建て住宅を建てる。
 出力約100kWの太陽光発電所を設けるとともに、全住戸に3kW以上の太陽光発電システム、容量6.2kWhの家庭用リチウムイオン蓄電池、住宅エネルギー管理システム(HEMS)を導入した。これにより、1次エネルギー消費量を正味ゼロにするネット・ゼロ・エネルギー・タウンを実現する。太陽光発電所は年間約10万7600kWhの発電電力量を予定し、収益を街で利用する。
 各戸のHEMSからデータを集計して街全体でエネルギーを「見える化」し、各戸の省エネ貢献度でポイントを付与する。ポイントは住宅のメンテナンスなどに使用できる。全戸に電気自動車の充電コンセントや、高効率給湯器「エコキュート」か家庭用燃料電池「エネファーム」を設置する。超小型電動移動手段のステーションも導入して将来性を調べる。【大和ハウス工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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