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環境ニュース[国内]

東芝、中国グループ会社がミャンマーに建設予定の水力発電所向け発電設備受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.04.01 【情報源】企業/2015.03.30 発表

 東芝水電設備(杭州)は、ミャンマーに建設が予定される水力発電所向けの発電設備を受注した。同社は東芝の中国グループ会社で、水力発電設備の製造・販売・保守サービスを手掛ける。水車と水車発電機4ユニットとなり、プロジェクトのEPC(設計・調達・建設)を担当する中国企業の浙江国貿集団東方機電工程に2016年3月から順次納入する。
 受注した発電設備は、ミャンマー電力庁が同国中央部に位置する第2の都市、マンダレー北東に設けるアッパーイェワ水力発電所に設置する。出力77MW(7万7000kW)の水車・水車発電機4ユニットで計308MW(30万800kW)の出力を見込む。東芝が持つ高い技術力と、120年以上にわたる水力発電事業の実績が評価され、受注につながった。
 東芝グループは、ミャンマーで1989年に出力28.4MW(2万8400kW)の水車を供給していて、今回は同国向けで2件目の受注だ。同国の主力電源は水力発電で、国内の電力の約75%を占める。同国では経済成長の進展に伴い、今後も水力発電をはじめとした多くの発電所の建設が予定されている。そのため発電設備の需要増加が予想されている。
 東芝グループは日本で最初の事業用水力発電所、蹴上発電所(京都市左京区)向けに1894年に国産初の水車発電機(60kW)を手掛けた。それ以来、東南アジアなど世界各国に2000台以上、出力5万6000MW(5600万kW)以上の水力発電ユニットを納入した。これからも水力に加え地熱、風力、太陽光など再生可能エネルギーの取り組みを進める。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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